江戸の調味料「煎り酒」で体に優しいクッキング!
煎り酒って?
煎り酒は室町末期に考案されたといわれる液体調味料。江戸で醤油の製造が行われる江戸中期までとても身近なものでした。今、塩分控えめのヘルシー調味料としても再注目されています。
煎り酒のつくりかた
材料
日本酒:300ml(飲んで美味しいもの、純米酒がオススメ)
梅干し:2個(塩だけで漬けてある昔ながらのしょっぱいもの)
鰹節:10グラム
昆布:1切れ(5cm角くらい)
作り方
1:鍋に日本酒、昆布、梅干しを入れて中火にかける(梅干しは潰しても、そのままでも!)
2:沸騰直前に昆布を取出し、鰹節を入れる
3:弱火で1/2になるまで煮詰める
4:ザルなどで濾して完成!
調味料をつくれるなんて新鮮!
煮るだけだから簡単ですにゃ~。濾した後の鰹節と梅干しもいろんな料理に使えるにゃ。
どんな料理に合うのかな?
料亭などでは白身魚の刺身を食べるときによく使われているにゃ。手軽に食べたいならドレッシングやカルパッチョのソースに。下味や出汁の隠し味に使っても美味しいのにゃ。
煎り酒は食材の風味を活かせる万能調味料。塩分が控えめでとってもヘルシーなのもうれしいにゃん。市販品もあるので是非挑戦してみくださいにゃ!
今回の「豆ちしき」にご協力いただいたのは…、
江戸が好きすぎて、いっそ江戸時代になりたいイラストレーター。 着物や和柄など日本文化に関するものや、歴史、時代物を得意とする。 イラストに留まらず、和雑貨メーカーへのデザイン提供や執筆、江戸解説なども行う。著書に 「財布でひも解く江戸あんない~マンガで辿る江戸時代の暮らしと遊び~」 。
自由が丘「ビストロ・ド・凧」、御茶ノ水「杏庵」、「日本酒とスローフード 方舟」の統括料理長を経て2012年2月に独立、神田で地元茨城の日本酒と旬の魚介料理を中心にしたアットホームな居酒屋『旬肴処 だくだく』を開業する傍ら、料理教室の講師や出張料理、企業ケータリングなども行う。